1月13日、KTK英文明細書研究班の会合に参加させて頂きました。
テーマは、
・藤芳寛治先生による、「米国特許出願基礎セミナー(第1回)」
・木村進一先生による、「AIPLA出張報告・英語スピーチのむつかしさ
-特許訴訟における特許無効の抗弁-」
の2本立てで、藤芳寛治先生、木村進一先生のご経験に基づく貴重なお話を伺うことができました。
藤芳寛治先生からは、クレームドラフティングにおける細かなテクニック、細かな英語表現のノウハウ、米国におけるジェプソンクレームの問題点などをご教示頂きました。
木村進一先生からは、日本の知財高裁の判決(平成18年(受)第1772号(特許第2139927号))の英語での解説講義を頂きました。
講義の中で木村進一先生が「英語は、書くことも話すことも難しい」、とおっしゃっていたことが強く印象に残りました。先生は、英語に関する多くのご経験、ご執筆がある達人ですが、達人の先生であるがゆえに、本当の奥の深さ、道を極めることの難しさを理解されていらっしゃるのだと思いました(一流のスポーツ選手が、更なる向上に向けて弛まぬトレーニングを続け、飽くなき改善を図ってゆくことに似ていると思いました)。
明細書の作成、特許英語の世界をはじめとして、プロフェッショナル弁理士の業務は奥の深いものであることを実感し、さらに勉強を続け、研鑽を積む必要があることを強く感じました。
椿特許事務所
弁理士TY