先週、関西大学の100周年記念会館(千里山キャンパス)で、弁理士関大会40周年記念事業が行なわれた。
弁理士関大会は、関西大学を卒業した弁理士で結成される会である。筆者も2年間、夜間の法学部で学生としてお世話になった卒業生であり(確かaround30の頃だった)、何かとイベントにお呼びいただいています。当日は、関大会設立当初の先生方にもお越し頂き、改めて40年の重みを感じました(筆者が生まれる前から関大会があったとは)。
産学官連携・知財センター長の杉本隆史先生による、「企業に期待する産学連携への取り組み方」をテーマとした基調講演の後、「産学連携の現場と諸問題」をテーマとするパネルディスカッションが開催されました。パネリストは、杉本隆史先生、大阪冶金興業社長・関西大学科学技術振興会会長の寺内俊太郎氏、産学官連携コーディネーターの田中久仁雄氏、弁理士の上代哲司氏であり、弁理士の藤本昇氏がコーディネーターを務められました。
大学の発明の特性と企業やマーケットのニーズとの違い、発明から実施化までに必要とされる年月、「不実施補償」の現状、日米の大学での研究・発明の違い、出願のずっと前の段階から弁理士が大学研究にも関与すべきである点、など貴重なお話を伺うことができました(ありがとうございました。今後の弁理士業の指針とします)。
その後、久し振りの母校での懇親会(40周年記念パーティー)が開催され、親睦を深めることができました。
(追伸: 帰り道には、委員長のF先生ほか行きつけの、Wという店に連れていって頂き、そちらも楽しかったです。いい一日を過ごせたことに感謝しています。委員の皆様改めてありがとうございました。次は50周年ですね。)
椿特許事務所
弁理士TY