某月某日
（１）
Ｍ先生講師の知財セミナーへ参加。商標に関する実務を解説して頂く。このセミナーに参加してよかったことは、「事業上からみた留意点」というテーマで、主として企業の知財部（または事業部）の人間の観点から必要となる考え方（教科書には載らない考え方）をお話しいただいたことだった。
商標（ネーミング）は、商品のスペック、品質を変えなくても売り上げを左右する重要な知的財産である。事業から遠い所にいがちな専門家が陥りやすい欠点（実際の世の中は、法律や判例の通りに動いているわけではないので、教科書的なことしかわからない専門家は役に立たない点）など、貴重なお話を聞くことができた。特許実務に関しても役に立つ講義だった。
実務を行なう上での、「まず人間ありき」である点（「法律ありき」ではない点）を改めて認識した。専門家は、頭でっかちになることなく、常に気をつけておかなければならない点であると思う。
（２）
セミナーでは、いつも笑顔が素敵なＹさんと、（頭の良さもさることながら）健康が服を着て歩いているようなボディビルダーのＯさんに偶然に出会う。Ｙさんからは、近況や、ドイツのＩＮＴＡ（International Trademark Association）の会合に参加した話などを聞く。いいなあ。来年は参加したい。
Ｏさんとは、お互いの近況など話す。Ｏさんは、筋肉トレーニングに関するプロでもある。昔、僕に、「人間の腕はかなり重いので、腕を支える筋肉がしっかりしていないとだめだ」とアドバイスしてくれ、腕の付け根から首のあたりの筋肉のトレーニング方法を教えてくれた。
日頃ジムなどで自己流で鍛えているように思っていても、人間の筋肉はとても複雑であり奥が深い（ロボットにより動きを再現することがいかに困難かということを考えても、その複雑さがわかる）。状況に応じた効果的なトレーニングをするためには、知識やコツが必要であることを痛感した（その後、肩こりが相当に改善した）。
Ｙさん、Ｏさん、短い時間でしたが久し振りで楽しかったです。今後またゆっくりお会いましょう。
（３）
「Ｗ」と呼ばれる登録１０年以下の弁理士の集まりは、若手弁理士の実務研修、知財研究、親睦、情報交換を目的とする関西地方を中心とした組織である。現在のリーダは、ＮＴ弁理士（私の関西生活での最も古い友達である）。
先日、登録１０年を超えた「Ｗ」のＯＢも含めての暑気払いの会があった。相当に賑やかな会だった。飲み会、カラオケ、ｎ次会と、相当数の人数で親睦を深める（Ａ特許のＮ弁理士など、一部は「Ｐ」と呼ばれる店に行ったようだ）。
個人的に八嶋智人さん（ＮＨＫ「英語でしゃべらナイト」の司会などで活躍）にキャラが似ていると思っているＴ弁理士（常に恐るべく高テンション）が、夜も更けたころに昔のアニメについて熱く語っていたのが印象的だった。もう一人のＴ弁理士も、アニメに関して恐るべき記憶力を有しており脱帽。さらにもう一人のいつもチャーミングーな女性Ｔ弁理士も、北斗の拳について熱く語っていた。
そんな熱い議論の中、リーダーのＮＴ弁理士は、僕たちの横で幸せそうに眠りに落ちていた（きっと日頃何かとお疲れなのでしょう）。
皆さん、いろいろと話ができて楽しかったです。またの機会も楽しく過ごしましょう。
（４）
事務員Ｎはコンサート遠征のため、夏休み。しっかりリフレッシュしてきて下さい。
椿特許事務所
弁理士ＴＹ
