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「企業知財部で働いてみて」(パテントvol.61(2008年4月号)・日本弁理士会発行)を読んで
弁理士・片岡忠彦氏の標記論考は、企業と特許事務所との関係を考える上で興味深く、また機知にあふれており参考になるものでした。企業知財部と特許事務所とではどのような役割分担をするのがよいか、企業の弁理士と特許事務所の弁理士とはいかにあるべきかなど、改めて考えさせられました。
企業の知財部への就職・転職をお考えの方、実務で特許事務所の明細書ドラフトのチェックに関わっている方などには、生の声が聞ける有益な記事かと思います。是非ご一読下さい。
論考において、「継続的に水準以上の明細書を書けるスキルのある弁理士は、弁理士大量合格時代にかかわらず依然として希少」との記載がありました。そのようなスキルのある人財の不足から、日本で生まれた発明が国内および外国において十全に保護されていないとしたら、知財の重要性がこれほどまでに謳われる中、それは早急に治癒すべき問題であると思います。
椿特許事務所
[弁理士TY]

Post Author: tsubakipat