特許権は、発明やアイデアを他人に真似されないようにするための権利であり、意匠権は、製品や物の具体的な形・デザインを他人に真似されないようにするための権利です。
身の回りにあるファッション性の高い洋服やかばん、家具や電気製品といった、おしゃれでかっこいい物の形も意匠権で保護されますし、食べ物の形(例えばお菓子や寿司の新しいデザイン)、部品や道具の形状(例えば新しいボルトやナットの形、包丁やはさみの形)も意匠権で保護されます。さらには電子機器の操作画面の表示画像も、意匠権で保護されます。
意匠は、特許に比べて一般に、出願するときに作成すべき書面が少なくてよいので、コストが安く済むこと、審査期間が特許に比べて短いので、早期に権利を取得することができること、権利期間が20年と長いこと、権利侵害の判断が容易であることなど、様々なメリットがあります。また、部分意匠が認められるなど、ここ10年にわたる法律改正でより魅力的な部分が多くなりました。
そんな中、日本弁理士会では、「意匠の底力キャンペーン」を行うこととしており、そのキャンペーンマークおよびキャッチフレーズの公募が行われています。
入賞賞金として、キャンペーンマークでは大賞1名に10万円が、キャッチフレーズでは大賞1名に10万円が贈られるとのことです。何よりも自分で考えたマークやキャッチフレーズが採用されるのは楽しいことと思いますので、ご興味のある方は是非ご応募下さい(応募期間は、2010年10月31日(日)までです)。
詳細は、日本弁理士会WEBサイトまで。
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http://www.jpaa.or.jp/activity/isyou/