年末に向けて、残すところ数日となりました。明日からお休みという職場も多いのではないでしょうか。
今年1年の当事務所の目標としては、
(1)クライアントの立場に立った付加価値の高いサービスを提供する特許事務所となること、仕事の結果物自体が優れている特許事務所となること、
(2)人財の育成に力を入れること、
という2つの目標を掲げていました。
(1)に関しては、
(ア)他の事務所よりも、(活用できる、よい権利とした上での)登録率の高い事務所となること、
(イ)将来の中間処理に的確に対応でき(適切な補正のネタが多く記載されており)、権利行使、ライセンスに積極的に活用できる(権利範囲が広く、侵害立証が容易で、無効にされることがない)明細書を作成すること、
(ウ)仕事の納期を守ること、納品のスピードを速めること、
を旨として活動しました。まだまだ至らない点も多々ありますが、今年は様々な面で仕事に対する自信を深めることができた一年でした。また、今年も仕事を通じて様々な知識や貴重な経験を身につけることができました。
来年はさらによい特許事務所となるよう、所員一同一層努力いたします。特に、完全な明細書を作成することの難しさを本当の意味で理解し、明細書の質の向上は終わりなきものであることを肝に銘じ、向上心を忘れず、来年も謙虚に実務の研鑽を図りたく思っております。
(2)に関しては、今年は新規に2名の弁理士が参画し、研修やOJT(オンザジョブトレーニング)を通じて、よい知財サービスを提供するため様々な能力を身に着けております。さらに、今年は1名の所員が弁理士試験に合格しましたので、来年は4人の弁理士で力を合わせることで、事務所全体としての能力をさらに向上させたく思っております。よい人財あってのよい特許事務所であり、来年もこの点を肝に銘じて努力する所存です。
世の中には様々なサービス業があり、弁理士業もその1つですが、「お客様のためとなることを願って、一生懸命に仕事や能力向上に打ち込む」、というのがサービス業の極意であることを肝に銘じ、来年も業務を進めていきたく思っております。
最後になりましたが、本年もたくさんの方々のご支援を頂いて、事務所を運営することができましたことを心から感謝いたします。皆様の来年が、楽しく心豊かな一年となりますようお祈りいたします。
椿特許事務所
弁理士TY