今年実現したいことを、個人メモとして。
・指針
「重要事項を見据え、そこに可能な限りの多くの力を注ぐ」
・重要事項
(1)クライアントの国内・国外の知的財産の価値を最大限に高める活動を行なうことで、クライアントの内外国でのビジネスの成功をサポートすること。
(2)最終的には、国内・国外の知的財産の分野において、クライアントの「戦わなくても勝てる」程の地位獲得をサポートすること。
(3)クライアントが最終的なゴールに到達することを共に目指し、クライアントとともに上記(1)、(2)のプロセスを楽しみ、その発展を喜ぶこと。
・本年の運営方針
(1)宣伝広告や営業に力を入れるのではなく、最重要事項である、クライアントの立場に立った付加価値の高いサービス提供に力を入れる。
(2)国内・外国ともに資産価値の高い権利を、効率的に量産する。
(※ ここに国内・外国における資産価値の高い権利とは
・権利行使、ライセンス交渉において有利(権利範囲が広い、立証が容易)であり、
・裁判所・特許庁で無効にされることがない権利を意味する。)
・具体策
(1)特許実務においては全ての基礎であり「最重要事項」とすべきである明細書作成に関し、更なる向上を図る。
特に、日々変わってゆく世界の法律、判例、実務を常に研究し、
(ア)外国出願の基礎としての観点、
(イ)将来の中間処理の観点、
(ウ)将来の権利行使・ライセンシングの観点から、最高であると考えられる明細書を作成する。
(2)完全な明細書を作成することの難しさを本当の意味で理解し、明細書の質の向上は終わりなきものであることを肝に銘じる。向上心を忘れず、常に謙虚に実務の研鑽を図る。
(3)日本の特許実務が各国に対して遅れをとっていると思われる、「質の高い外国語明細書の作成」の実務に力を入れる。出願を「単なる翻訳の提出」とは考えず、諸外国での真に価値のある権利の取得という意思をもって実務を行なう。
(現地代理人および外国審査官が理解しやすい「質の高い外国語明細書」は、結局のところOA(Office Action)の発行回数を下げ、また現地代理人のタイムチャージ(コスト)とストレスの削減に繋がる。勿論、裁判官、陪審員、競合他社にわかりやすい、「質の高い外国語明細書」は、権利活用において、そうでないものよりも圧倒的に有利である。)
そのために、「質の高い外国語明細書とは何か」の研究、把握を続け、
(ア)基礎日本出願明細書の作成→(イ)翻訳→(ウ)外国明細書の完成
のステップとならざるを得ない外国出願実務において、結果物である外国語明細書の質を向上させるために、各ステップの改善点を研究し、各ステップの連携がどうあるべきかを見直す。(英語、中国語、韓国語、ロシア語・・・etc.)
(4)単なる代書事務所とならず、的確な指針を持って行動できる事務所となるよう、実務の研究を続ける。
(5)人財の育成に力を入れる。
椿特許事務所
弁理士TY