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今年も立春を迎え、旧暦の上では春がやって参りました。立春の1日前の節分には、北新地でも賑やかに「お化け」の行事が行われました。
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「お化け」に関しましては、よくよく考えると昨年にもこのブログに書いていましたので、手を抜いて、内容を以下に転記しておきます。去年と比べて自分は成長したのかどうか、豆撒きで心の中の「邪気」を追い払うことができたのか、疑問も残りますが、新しい季節、張り切っていきましょう。
以下、
http://tsubakipat.blog.so-net.ne.jp/2009-02-05
より転載
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「北新地のお化け [small talk(椿特許事務所 喫茶室)] 」
昨日2月4日は立春であり、旧暦の上では冬が終わって春になる日である。「季節と季節とを分ける節目」という意味で、その前日の2月3日は「節分」と呼ばれる。「節分」は旧暦の大晦日でもある。
1年間に生じた邪気は「鬼」に例えられ、節分には邪気を取り除くための豆撒きの行事を行う地方が多い。結局、邪気も悪意も自然界には存在するものではなく、人の心の中だけに存在するものである。このことを古人はよく理解しており、「鬼」は人の心の中の邪気や悪意を運び去っていってくれる(人間にとってありがたい)存在と解釈することも多いようである。
当事務所は梅田の北新地の近くに位置するのだが、北新地では「豆撒き」とともに「お化け」の風習がある。鬼門にも当たる節分の日に、普段とは異なる格好に「化ける」(仮装する。現代用語では「コスプレする」)と、邪気が寄りつかないという江戸時代からの風習に基づくものである(「節分祭」とも呼ばれる)。この日は、北新地の町を歩くだけでも楽しい(もちろんどこか店に入るとなお楽しい)。「お化け」は、京都・祇園、東京・浅草などでも行われている。それぞれ地域差があって面白い。
また、節分の儀式としては、(主に関西地方で)「恵方巻」の風習がある。その年の恵方(吉方)を向いて、だまって巻き寿司を1本食べるものである(声を出すとNG)。この風習は、遅くとも昭和7年頃に大阪の一地域で行われていたものとのことである。この点、知的財産に絡めて興味のある方は、平成19年(ワ)第7660号、商標権侵害差止等請求事件(平成20年10月2日判決言渡)など参照してみてください。
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椿特許事務所
弁理士TY

Post Author: tsubakipat