アジア弁理士協会の総会に参加して
先週のことになりますが、APAA (Asian Patent Attorneys Association;アジア弁理士協会)の総会が香港で開催され、筆者も他の仕事を兼ねて参加して参りました(会場は、写真中央の建物)。
http://www.apaaonline.org/index.html
APAA総会においては、世界全71カ国から約1100人の弁護士・弁理士が参加し、アジア地区の特許制度、商標制度などについて、熱い議論が行われました。日頃実際にお会いすることのできない外国の代理人先生や、外国のクライアント様と実際に話をすることができ、いろいろな情報・知識を得ることができました。また、よい親睦を行うことができ、個人的にも大変よい経験となりました。
一般の参加者は5日間に渡るスケジュール(うち1日は親睦の遠足やゴルフ)をこなし、空いた時間に、ミーティングや、現地の事務所や企業の訪問をこなされていたようです。
お会いできました皆様、ありがとうございました。今後とも、日本を含むアジア地域における知財貢献のため、研鑽を積んでゆきます。
【footnote:個人メモ】
・APAA会場ではおいしい食事が沢山出たのだが、食事中の英語の会話に気を取られていたせいか、食事の味がどんなだったかあまり印象に残っていない。APAA会場からの帰り道に屋台で一人、リラックスして食べた「幼麺」(極細麺)のラーメン(具材トッピングあり)は、おいしかったなあ。
・香港の外国企業で、PCTで日本を含む複数カ国へ移行する場合の細かなテクニックについて、3時間ほど解説し、質疑応答する機会を頂いた。これもよい経験となった。
・香港のレストランで、APAA日本部会会長のT先生、以前職場でお世話になりましたM先生、I先生、M先生にご馳走になりました。ごちそうさまでした。御礼申し上げます。レストランでは、紹興酒に砂糖でなく乾した梅を入れる、という本式の飲み方を教えて頂きました(ご馳走になっていながら恐縮ですが、本音で言うと、何も入れない方がおいしいと思いました)。15年程前、勤務していた特許事務所の所員旅行で、香港に連れて行っていただいたことを懐かしく思いました。
・香港入国時の空港で、いつまでたっても回転テーブルから僕の荷物が出てこない。回転テーブルをよく見ると、僕の荷物と似た形の荷物が回っている。いやな予感が。多分この荷物の持ち主が間違って僕の荷物を持って行ったんだろうなあ、と意気消沈していた。そんな僕をずっと待って下さっていた弁理士のO先生が、「僕はいつも自分の荷物がすぐわかるようにしてるんですよ。ほらこの通り」と、自分の手に持っている荷物を指さした。O先生が持っている荷物を見ると、それは僕の荷物だった。
椿特許事務所
弁理士TY